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作者不明 V.A / Philip Morris International 和音 nagomi music vol.1 CD

¥1,200

SOLD OUT

03年から04年にかけて、フィリップモリスのスーパーメンソールを購入するともらえたノベルティCDシリーズ。
このシリーズはvol.1からvol.5までが配布されていました。こちらはそのシリーズのvol.1。
03年作。
シリーズのなかでもvol.3のみがレア盤となっているのも(誰が探しているのかは不明ですが)、限られたタバコ屋にしか置かれていなかった事と1箱では無く、1カートン購入しなければもらえなかったということも相まって、今やどこの市場でも見当たらない店主未聴の作品となっています。
この作品「不明点」だらけといったところと、思った以上に質の高いアンビエントダウンビート楽曲が収録されているところが今後の伸びしろを感じる好作品。
どこを調べても詳細な情報は出て来ず、裏面に書いてあるURLも存在せず、フィリップモリスの公式HPからもWikipediaですら語られず、誰が作り出しているのかも不明。
人物名に至っては存在しない人物名が使われている始末。
シリーズを聴いていくと段々わかってくるのですが、全て同じ作家が作っているのではと勘繰ってしまう、レジデンツ的チルアウトの世界。
しかしながら、面白いのが99年あたりから、日本では東京で育ち切ったクラブカルチャーが地方都市に降りてきている年であって、DJをやっていない男がインテリアの一環にて、テクニクスのSL-1200二台とミキサーを持っていたようなそんな時代だったのです。
これは大手企業ノベルティ界隈が本流のディープマインドミュージックや吉村弘的ニューエイジ作を出し尽くした後に、時代の流れとしてクラブカルチャーを通ったアンビエント、リラクゼーションの解釈が展開されているところが資料として最高です。
クラブカルチャーに精通しながら大手企業に勤務する人たちもこの時点ではたくさん居たと推測ができるわけです。
こんなところで密かな実験が行われていたことがわかるのもインテリジェンスカウンターサラリーマンのソウルはディープでムーディーなのです。
フィリップモリスは2005年初頭からアメリカからドイツへの製造移管が始まっていたようで、その後に国内部門と海外部門が分割されたりと日本側への影響がどれだけあったのかは定かではないですが、フィリップモリスの大勢が大きく変わる2年前からのスタートというのもリアリズム。
荒波に巻き込まれてチェックされていなかったのではと思うような、職業作家的チルアウトの世界が展開されています。
やっぱりどのような意図があってつくられた代物なのか、調べれば調べるほどに知りたくなってしまう癒しの世界。
KLFのチルアウトが90年リリース、エイフェックスのアンビエントワークスvol.2が94年、「チル」の起源がこの辺りだとすると、本家チルアウトブームの引っ付け役でもあったイビザ島にあるCafe Del Mar監修の人気チルアウトシリーズにも選出されてもおかしくないような、アンビエント・ダウンビートの世界が広がっています。
決定打のようなVol. 7が出たのが00年であって、その3年後に自国にてチルアウト的な思考が試されているのは早いようにも思えます。
橋本徹が監修するFree Soulがチルアウト作品に着手するのは09年ですから。
どのような仕事においても手を抜かなかった職業作家がこの世の中に残っていると言った90年代の文化圏からの返答のような作品群。
ヨーロッパなどで広がるライブラリー作品が近年評価が高まるなかで、このような作品群も2040年ぐらいまでにはオブスキュア音源として拾われ扱われるのだろうなと思ったり。

https://sp.nicovideo.jp/watch/sm8881554?re

CD盤面 M-:Mint Minus 美品
ジャケット VG+:Very Good Plus スリーブの上下横に小さなシミ箇所や傷多数有り

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