桜川唯丸with スピリチュアル・ユニティ / ウランバン
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滋賀発祥の江州音頭。
国産ダンスミュージックを語るときには欠かせない二大音頭のひとつ。
歴代の革命児がいたからこそ、今現在において、この日本中に「音頭」が生き続けているように感じます。
河内音頭では鉄砲光三郎に河内家菊水丸、江州音頭といえば今作の革命児、初代桜川唯丸でしょう。
特に初代桜川唯丸の型破りな手法は時代にのったことによって、現在においても革新的な融合が続いています。
初代桜川唯丸指導による江州音頭の指導を受けた中西レモン参加の「ODORI ONDO」ではヒップホップ+江州音頭+モーラムにて更新されたのも記憶に新しい。
表現が生き続けるということはどういうことなのか、音頭が踊り語り継がれるとは、独自性とは、玄人たちがこぞって挑戦、更新する「音頭」とは。
その雛形のような作品が今作、91年に発表した「ウランバン」。同年にリリースされた河内家菊水丸の名作「HAPPY」と共に持っておきたい日本の秘宝です。
日本のラップやオリジナルダンスミュージックという概念にて再構築するという試みは、90年代に入って西武グループを中心に作り上げたワールド・ミュージックブームからの視点として江州音頭を捉えたことによって独自の進化を遂げたのが今作。
フォークロアと現代的な音楽形態の融合、当時最先端のエレクトロニクスを駆使して作られた、マリ出身のサリフケイタのSOROの方法論を日本で実践したような作品。
80年代終わりにアフリカの演奏家たちが自国での録音スタジオが無かったことによって、大陸から近かったフランスにて録音を繰り返しているなかで、フランスのスタジオで繰り広げられるアフリカから生まれ出る新しい混合、音楽をスタジオにいたひとたちだけが知っていたのです。
もう生まれていた未来と期待は数年後全世界的な流行となるわけです。
現在においても、その混合比は南アフリカなりのハウスやR&Bなどに見受けられます。
ネーネーズや河内家菊水丸のバックバンドとしてもおなじみの佐原一哉とスピリチュアル・ユニティが作り上げた音世界は聴いたことない、グルーヴのミュータント化に成功しているように感じます。
この佐原一哉は80年代に「ザ・ノーコメンツ」というニューウェーブスカバンドを結成し、ワールドミュージックのブーム時に沖縄音楽や河内音頭、江州音頭などに焦点を当てた人物。
アジア音楽や音頭に焦点を当てた人物として久保田麻琴の90年代からのプロデュースワークも外せないですが、この佐原一哉のスピリチュアル・ユニティが関わる作品群も最高です。
推薦盤。
https://youtu.be/V-7GHn5okoQ?si=gPhXqi5zG8f5vuTp
CD盤面 EX+:Excellent Plus ごく軽い擦れあるが目立つノイズなし・良品
ジャケット EX:Excellent 経年劣化があるも全く問題のない状態・良品