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永田茂 / 海がきこえるサウンドトラック CD

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スタジオジブリの迷走期と言えば良いのか、現在進行形でもある呪縛、宮崎駿、高畑勲の後釜問題やら、89年の「魔女の宅急便」にて初めて黒字となり、勢いづいたことによって駿隊長が会社としてジブリを本格的に動かしていこうと社員制度などを導入したことによって、色々な問題が表面的に出だした頃の作品で、そのような動きがなければ今後の名作群が生まれることはなかったのだろうけど、このような売れるために作る商業作品としてトレンディードラマの要素をジブリのなかで大きく取り扱った作品は今作ぐらいだと思います。93年作。
鈴木敏夫の企みがあるのでしょう。
しかしながら、流石はジブリ、若者が大人になるまでの繊細な動きを高畑イズムにて現代人の草食的観念にも寄り添う作品となっています。
今の若者に人気があることも頷ける作品。
そのようなドラマをジブリのアニメーションで見れるというのもこの作品でしかなく、原作者の当時売れっ子であった、氷室冴子が宮崎作品の中ではもっとも世界線が狭くそれゆえに深い、宮崎駿が高畑勲にもっとも近づいた、少女が大人に成長する過程を描いた「魔女の宅急便」にインスパイアされて生まれているのも見どころです。
「海がきこえる」のテレビシリーズが玄人ウケしたことによって、95年の「耳をすませば」へと繋がっていくと感じます。
そんな若者の葛藤、海がきこえるの世界線を守り続けるのが今作の永田茂の音楽。
Rolandのmidi音源を駆使した音は今なサウンドで、ドラムが出ずにメロディ主体の中でのリズムの実験が行われているところ、midiの使い手でもあるレイハラカミにも近いが、レイハラカミがどれほどに同じ環境にて、誰も到達してなかった世界へと旅立った、発明に近い表現に達していたことも同時にわかるわけですが。
永田茂作品としてはシティーポップ界隈にも受けそうな、最強のインストとの混合作品「singles」が一番最高なのはわかってますが、あちらはもう既にレアCD化してますので、こちらの作品でも充分に永田茂の才能に触れられると思います。
このテレビシリーズドラマのサントラの世界も秘宝だらけであり、世界的に掘り起こされた旧世界の怪物、日向敏文作品もそうなのですが、一聴しただけで当時の世界へとリープしますから、これ聴きながら街を歩いて下さい。
ジブリ史上もっともワガママ女子ヒロイン「武藤里伽子」が出てくるというところも見どころ。宮崎駿も激怒したカウンター作品。

https://youtu.be/XXfLjU7JBCw?si=bz_sRe2F0pNu5RLd

https://youtu.be/XwUEEIi9gJ0?si=Bn-pATirKF24dFGH

https://youtu.be/tvML4G1jFMo?si=p0ydeRzkaBtzNre-


CD盤面 M-:Mint Minus 美品
ジャケット EX+:Excellent Plus 経年劣化が軽くあるも上質な状態・良品

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