Boymerang (Graham Sutton) / Balance Of The Force CD
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豊かな音楽大陸の根源は多民族間の混合、階級社会の細かな枠組みなどが相まって、沸き立つ泡の如く現れる、多種多様な音楽形態の爆発が音となり鳴らされた結果が今日のuk音楽の歴史を作り出していると思っています。
海賊ラジオからパンク、実験、脱線、ダブにレイヴにドラムンベース、アンビエントにシューゲイザー、エレクトロニカなどなど。
80年終わりには独自の音楽文化が花開き、アシッドジャズムーブメント、アメリカのシカゴ、デトロイトテクノを吸収し出来上がったレイヴカルチャー、ジャングル、ブレイクビーツからの派生で出来上がったドラムンベース、ロック界隈ですと、90年代にオルタナティブロックを食い潰す形で現れたブリットポップムーブメントと繋がるように思います。
労働者階級が表現の源となっていたことは、90年代から00年代初頭のイギリス映画や25年に活動を再開したoasisの存在にて明確になったようにも思います。
今作はポストロックバンド「Bark Psychosis」 のフロントマンである、Graham Suttonのドラムンベース名義、「Boymerang」の唯一のアルバム作品。
ドラムンベースはゴールディーに代表される作品群を聴いたとしても、ひとつ上のライン上で行われる、先端の空間で行われるジャズのインプロのように、真似事ではない音の追求が聴きとれるところが、今となってはとてつもなく魅力的な作業のアーカイブであり、ビートとメロディ、平等性が一体となって空間となる瞬間を感じるわけです。
精神世界や宇宙までも繋がるようなシンセワークはプログレッシブロック組曲のように9分超えの楽曲がざらにあるところを見ても、文学的とは対極にある抽象芸術、掴むことの出来ない身体性の哲学を感じます。
ハウス以降のテクノの考え方も同じようにも思いますが。
今作はポストロックと言われる音楽の概念から紡がれた、真逆の音の層の広がりが聴ける作品で、ゴールディーや4heroのDEGOの名もちらつくわけですが、このような人脈にて音楽が作られていたのであれば、当時のドラムンベースシーンの歪な深さを感じます。
バンドマンが作り出すダンスミュージックの世界はダンスミュージックがまだジャンル化される前まではこのようなことが当たり前だったのではと思うような音絵巻。ゴールディーもそうですが、ノンビートの時間もたっぷりとってあるところなど、踊らせるために作っていないことは明白だとも思いますし、実際フロア体験、踊ってきたからこそ生まれ出た世界だとも思うのです。
https://youtu.be/AzxfQekB1K8?si=hwKRHkm9qnp9ThBV
https://youtu.be/eQ2uEhnp7Ug?si=UwjxLq5mzf5pCAZg
https://youtu.be/bMgF9NHIYsE?si=y3vdvqLD51O1ndjF
https://youtu.be/lTfIanQWeuw?si=h4Y_-ZtLL_y93RmF
CD盤面 M-:Mint Minus 美品
ジャケット EX+:Excellent Plus 経年劣化が軽くあるも上質な状態・良品
紙ジャケですが覆っているプラスチック製のケースに割れ有。