テクノドルフィン / テクノドルフィンEP (通常カラー)CD-R
¥1,000
SOLD OUT
CD専門のショップを立ち上げる際に一番に売りたいと思った作品で、ふとした時に部屋で偶然見つけては聴いてを繰り返しています。
無くなっては何年後かに見つけて聴いてを続けています。
20数年聴いて良さが変わらないということを考えます。
実際、お会いしたのは4度ぐらいでしょうか。
99年から02年の間ぐらいの出来事だったように記憶しています。
DJをやらない若者たちまでもファッションとして Technicsのタンテ二台とミキサーを持っておくことがかっこいいといったようなことを朝のめざまし的情報番組で特集が組まれていたぐらいでした。
そんな中でも、DJを真剣にやっていた人たちが集まる場所はあって、唯一タンテが置いてあったバーが一軒だけあったのですが、関東弁で話す店主が営むその場所で出会った、トランスのDJがいました。
YOJI BIOMEHANIKAなどとも一緒にイベントをやるぐらいにスキルも凄かった彼と親交を持つようになり、大阪で行われるイベントへ通うようになっていきます。
ハードトランスなどのイベントですから、合うわけがなかったのですが、その時にその場所で紹介されたのが、今作の作者でした。
その後、交友が断たれたので、どこで何をやっているのかもわからないのですが、渡された、同内容のCD-Rだけが残る現状です。
その盤面にはWindowsのイルカが印刷されており、そこにはテクノドルフィンという名義が印刷されていました。
彼はまるでトランスが似合わない、ハンチング帽をかぶった男であって、「ピンさん」と呼ばれていました。
最初にお会いしたのが、三角公園にあるジュールで、2度目はジュールの横にあったNEOという場所で、3度目は彼が主催するイベントをファイアーフライという、のちにsunsuiに変わったりとオーナーが変わる度に名前が変わっていた、その場所にてお会いした記憶があります。
その後もどこかでお会いしているはずで、計4度ほどお会いしたように記憶しています。
しかしながら、それからというもの20年間この音源を私は聴き続けています。
当時のことを話すとハード機材の最盛期であり、FOSTEXですら、まだ本気で4trkカセットMTRを作っていた時代でした。
一般市民レベルでパソコン内で何かやろうとすれば、痛々しいことになっていたように思います。それでもやっていたのですが。
フィッシュマンズやコーネリアスがDTMを導入して録音を行うのも90年後半から終わりにかけてであって、今や映画や放送局の音響制作現場において標準設備されているPro Toolsですら、当時はオルタナティブロックの名作をプロデュースしていた、ダストブラザーズやナイジェルゴッドリッチなどは早くから使用しているぐらいであって、トータスのTNTが98年で、フィッシュマンズが驚くことに世界で一番早かったかもしれない、96年でした。
そんな頃に費用も物理的な場所においても個人でそれほどのプロ使用の機材を持とうとすることには無理がありました。
今作は聴けば聴くほどにDTM環境のみで完結させているような音であり、クリックやグリッチのアーティストになると、今やスタジオできっちり録音している音源しか聴けたものではない軽い音ですが、テクノドルフィンは音をよくわかっている方だったのか、低音も無理なくきっちり鳴っていて、現在の無理のない音のように響いてくる瞬間もあったり、録音技術をきっちり持った音楽家だったのではと思ったりしています。
混合の具合も再生すると、本当に今きてもおかしくないような音像。
ミュージ郎のような外付けの音源モジュールを駆使して、ロジックなどで楽曲を作っていたのではないかと思っています。
絶妙なアンビエンス加減に、アンダーワールドやデトロイトテクノ、そして、トランスに行き着く前のハイエナジーのような、哀愁がアンビエンスとテクノに混ざってくる混合はここだけの世界。
これはトランスのパーティのひとたちと関わっていたからの音であって、テクノドルフィンなりの場所へのリスペクトがあったからこその音像で、この配合がなかなか無く、癖になっています。
全4曲入りで、全ての楽曲が少し違ったアプローチなのがまた良いのです。
頂いたうちの4枚だけを放出しようと思います。この機会に是非。00年代初頭にタイムリープ出来ることはお約束致します。
ちなみにトランスのDJとも会うこともなくなったのですが、たまたま大阪の街を歩いているとYahooBBの勧誘を行っていて、俺は全国営業トップの成績を叩き出しているので、DJでも食っていけたけどやめたと、音楽なんてまだしてんの、ちゃんと働かなと清々しく言われたことを忘れたことはありません。
自らのレーベルにて、ピンさんにお会いして、機会が合えば再発も行いたいとも思っています。
こちらは通常イルカverです。
4枚見つかったので(中身の内容は同じです)お好きな色をどうぞ。
CD盤面 EX+:Excellent Plus ごく軽い擦れあるが目立つノイズなし
ジャケット EX+:Excellent Plus ごく軽い擦れあるが目立つノイズなし・良品