芸能山城組 / AKIRAサントラ CD
¥1,000
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学生、ビジネスマン、エンジニア、医師、ジャーナリストなどさまざまなメンバーから構成される、「職業音楽家を原則として迎えない」といった理念から活動を行う、素人民族楽器演奏集団、「芸能山城組」。
スペインのアトリウム・ムジケー古楽合奏団もそうですが、現代的な解釈をもとに古代にあった古楽器や民族楽器の響きを使用しながら、先端の技術にて旧来から伝わる響きを未来的な環境化で鳴らすといった発想は80年代的であって、こんなことを現実的に実践していた音楽家は数少ないわけなのですが、科学者の側面を持つ山城祥ニが率いた芸能山城組はそれを成し遂げていると感じます。
後に提唱した「ハイパーソニック・エフェクト」など、日本のオーディオ文化においても、高次元の音を作る、それは科学的な研究と実戦で導き出そうとしたサイエンティストの幻と現実が山城祥ニが作り出す音の大きな特徴だと感じます。
芸能山城組は数多くの名作があるのですが、1番の知名度を誇る作品としてあげたいのが今作「AKIRA」のサウンドトラックではないでしょうか。このサウンドなしには語れない作品だとも感じます。
大友克洋の動きを見ていてもそうですが、70年代後期から80年代初頭にファイヤーボールや童夢と行ったSFの動きへと進んでいったのも、紙とペンで進んだこと、自分の漫画体験へ立ち返ろうとした結果、SFの世界へと入り、自らが描いた絵を動かそうとアニメーションの世界にまで突入し、ペンと紙を駆使して呪術を込めながら作り上げた世界線を未来の技術を駆使して、今見ても色褪せない驚愕のジャパニメーション「AKIRA」を完成させるわけですから、これは芸能山城組へと繋がることはなんとも必然的だとも思うわけです。
76年作の「恐山/銅之剣舞」と「輪廻交響楽(Ecophony Rinne)」、そして、「AKIRA」サントラが山城組の音の到達点だと感じます。
芸能山城組が挑戦してきた、ブルガリアの合唱、ガムラン、アフリカ音楽、電子音、仏教声明など、多様な音がここへきてクロスオーバーしたエコロジカル・シンフォニーと謳った音響宇宙、「輪廻交響楽(Ecophony Rinne)」を大友克洋がAKIRAにて借用したいと話が進み、AKIRAでの劇伴制作へと繋がったようです。
大友克洋は音楽がかなり好きなことは作品に触れればよくわかるわけで、後のメモリーズでは菅野よう子を起用するなど確実な人選に脱帽するわけです。
CD盤面 EX+:Excellent Plus ごく軽い擦れあるが目立つノイズなし・良品
ジャケット M-:Mint Minus 美品