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unknown public V.A / CD

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英国発のCD付き音楽ジャーナル
「Unknown Public」。00年11月号。
何部作られたのかは定かではないのですが、制作物として完璧なまでの芸術性を保ちながら、ネットはおろか、市場にもめったに出てこない、片隅の代物だと思います。
他の号の作品もボックス表面ステッカーのカラーと、内容違いが何号も存在するということで、コンプリート出来る強者がいるのかどうかはわからないですが、知る人ぞ知る作品。
00年ということは表現物を物で残す理由があった最後の年代ぐらいではないかと思うと、これまで各国で作られた、オブスキュアな魔笛的総合を封印する「箱」の磁力を思う存分感じれる作品。
特にイギリスは音楽が起点となり作り上げられた総合芸術作品の制作地盤があったのではと思うのも、老舗・実験音楽レーベル 「Touch」のカセット作品などが思い浮かぶからです。
その基盤はきっちり00年代まで受け継がれていたことがわかるようなこちらの作品の仕事には感動します。
その爆心地中心部を彩る物は完璧な人選にて紡がれる、摩訶不思議なコンピ仕立てで作られている「CD」 であって、内容もこれまた魅力的。
Depeche ModeのAlan Wilderの「Recoil」のpanが右左に動きまわる、ジャンルレスなエレクトロビートに、Lydia Lunchのダークな魔境インダストリアル、オレゴンのラルフタウナーが参加した、Maria Pia De VitoのECMでリリースされていてもおかしくないような、高水準のオリジナリティ溢れるパフォーマンスに、18人編成の合唱団「The Shout」なる声楽パフォーマンス集団の摩擦にて描かれる狂気の歌唱法で展開するのような、儀礼的再構築はデレックベイリーの逆張りのような混合と摩擦は、まるで芸能山城組的恐怖を感じます。
ロシアのIraida Yusupovaによる、チェロとテープの為の無伴奏ソロがこれまた深く、アンビエンスの次の次元へと誘う、危うい音楽。
箱に全てを詰め込む行為こそが、人の想いのような、不確かな感情の具現化なのでは、と想像が膨らみます。
箱に全てを詰める行為の楽しさを教えて頂いた作品。

CD盤面 M-:Mint Minus 美品
ジャケットボックス EX-:軽いスレ、傷や汚れなどがある状態・並品
付属ギミック 美品

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