MIRUGA / 『融けた』 CD-R
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MIRUGA / 『融けた』 CD-R
hankyovainとは気がつけば20年来の仲であり、ここ最近は装丁などを作っている製作所が同じということもあって、ばったり会って近況を話し合ったりしています。
そんなhankyovainが始めたvain堂の
VD3003番。
海外レーベルを中心に作品リリースするなどDJ、PRODUCEERでもある、MIRUGAさんの作品。
エラーで生まれたジャケ装丁案をリリース前に見せて頂き、題名とマッチしすぎていたことと、かつ10分こえのノンビート作品と聞いて、これはと思いオーダー。
hankyovainのレーベル「Treasure Box」からリリースされた「18 Remixs」に店主が参加させてもらった時に、少しレベルの違った楽曲世界を作り上げていたのが、こちらのMIRUGAさんでした。
今作もなかなかにディープマインドミュージック。
オルタナティブ世代がサブカルチャーを通って、ハウスやテクノへと到達するのは、東京の洒落たシーンやニューヨーク、なんたらかんたらとかそんなんではなく、ukロックやオルタナティブロックなどと混合して、かつレイヴが本格的にこちらにやってきた90年代後半にてごちゃ混ぜになり、「化学変化」としてのダンスカルチャーが出来上がったように思います。
「鈍行幻景」。
店主が16歳の時に初めてフジロックへ行った時に乗ったのは鈍行電車であり、「青春18切符」を握りしめて、幻想が現実になる瞬間を夢見て、夏の再生は電車のモーターと車輪がレールと擦れ合う情景となり、特急や急行が走り抜けていく、あの時の山奥の静けさの中、明らかに高鳴る気持ちが目の前で交わる幻景は今でも自分の創作の泉として存在します。
個体が液体になるように、音の世界に一度融けて、自らの遠い記憶へ混ざり、それは故郷へ帰るためにまた再生される。そしてまた騒がしい都会へと帰り、どうしようもない生活が新たに始まるものなのだと思います。
あの時に通り過ぎていく急行や特急に乗っていたのは現在の自分であり、そんな現実を見つめるためにも、スローモーションに。心をスローモーションへ。
これは必要なトラックだと感じます。
VAIN 堂3003番
3曲入り EP
MIRUGA
『融けた』
1.Earlity
7:02
2.Sunyata
7:00
3.鈍行幻景
14:19
CD盤面 新品
ジャケット 新品