Nick Drake / Way To Blue CD
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ニックドレイクのことを詳しく書いたとしてもなんだかと思うのですけど、レコードでいう原盤で持っておきたい、一生追いかけて行くタイプの音楽家だと思います。それは確実に何かを掴んでいるということは言葉では表し辛いのですけど、ニックドレイクの音楽はまさにその何かを掴んでいる音楽なのです。
そう考えると一枚原盤に数十万費やす価値はあると思うのですけど、その前にニックドレイクの音楽の世界へ突っ込んでほしい。
ニックドレイクを知るためにも今作は最高のベスト盤だと感じます。
現代的なマスタリングが施されて聴くニックドレイクは本当に最強。これはデモテープを持って来られたジョーボイドもひっくり返ったことでしょう。
歌声も最高ですし、音の混合も室内楽を飛び出した、フォーク、ジャズ、オーケストラ、混合のバランスは唯一無比。
ここで、イギリスがどれほどに音楽との距離が近かったのか、音楽を大切にしていたことがわかるような話として、ニックドレイクを失った音楽ファンの動きがとてつもなく良いわけです。
ニックドレイクは死後にその人気を徐々に不動のものとし、90年代において、再評価の波にのって、その存在は伝説として語り継がれることとなるわけです。
イギリスにおいて、ニックドレイクのような天才をなくしてしまったことについて、ファンたちは落ち込みは相当なものだったようで、第二のニックドレイクを出してはならないと、若き天才作家であった、マイクオールドフィールドが精神病に侵されて部屋から出て来れなくなっていたことを聞いた時には、イギリスの音楽ファンたちはイギリスで一番腕の良い精神科医を探してきて、マイクオールドフィールドに紹介したようで、マイクオールドフィールドはその名医の腕に助けられて、部屋から飛び出し、暗いプログレ作品などを作っていた前とは打って変わり、80年代からはディスコなどの要素を取り入れ楽曲制作を行うこととなって、最終的にはディスコ楽曲の審査委員長にまでなってしまうほどに回復するわけであって、音楽を生み出すアーティストとリスナーとの気持ちが当時のイギリス音楽を形作っていたことを思うとなんとも本物だと感じるわけなのです。
ニックドレイクの音楽に耳を傾けると、これはもっと、ずっと聴いておきたかったとため息の連続なわけなのですが、このベスト最高です。
このままの内容でアナログ化もしてほしい。
CD盤面 M-:Mint Minus 美品
ジャケット EX:Excellent 経年劣化があるも全く問題のない状態・良品