藤原大輔 / jazzic anomaly CD
¥1,500
SOLD OUT
ジャズとダンスミュージックの融合を考えたときに、どちらから近づいたのかなと考えだすと沼のような世界に引きずり込まれそうなのですが、枠組みの外からのアプローチが早かったではと思ったりしています。
アメリカのジャズから遠のいた、アーチシェップの80年代の作品やら、かつてフリーキーな音楽であったジャズ畑からはこのような混合は生まれてなかったように感じます。
ネットが当たり前になってからはある種、世界は広がったように見えて狭くなっているので、その後の世界においてはジャズ畑からのダンス界隈へのアプローチがあったとしてもおかしくないように思います。
ネットがまだまだの頃はその狭さゆえに文化が育つスピードも混合のスピードも小さな島国の方が早かったのではと思うことは多々あるわけです。
フォーテットとスティーブ・レイドのコラボ作品が06年で、カールクレイグとブラックジャズの面々とのライブ盤がリリースされたのも07年。マシューハーバートのビッグバンド作品は04年なので、同時期に出ている今作を聴いていると、日本の文化形態も成熟期にはいっていたのではと思ったり。
ジャンルの色付けにジャズを添えるのではなく、ジャズ的な実験としてのダンスシーンへと同じ位置にて奏でられる。シンセサイザーが色物で無くなる瞬間と言ったら良いのか。
今作は藤原大輔がリーダーのアルバムですが、なんともまっすぐなダンスミュージックが柱になりジャズをそのまま展開しているところが現代比率のようで、これを04年に形にしているのは早いように感じます。
エレクトロニカ勢やラスターノートンなどのクリックよりの世界において、ニューシングス時代の阿木譲が試していたような観点からのジャズ的な要素を全編エレクトロニクスで行っている、そんな作品は多数あったように感じますが、このようにストレートとストレートな混合は帯にも書いてますが、突然変異と書かれてあるぐらいに良い塩梅の作品に驚きます。
こちらのリリース元はEast Works Entertainmentという今は無きインディーレーベルからで、こちらのレーベルの所属メンバーを見ればなるほどとなるはず。メジャーからアンダーグラウンドまで面白い並びにワクワクします。
綾戸智恵、菊地成孔、東京ザヴィヌルバッハ、高田みどり、佐藤允彦。
ジャズの新しいスタイルを国際的レベルで追求することを目標に掲げていた日本のインディーレーベルだったからこその、こちらの作品の音が生み出されたのかもしれません。
CD盤面 M-:Mint Minus 美品
ジャケット EX:Excellent 経年劣化があるも全く問題のない状態・良品