PORT / Don't think! feeeeel CD
¥2,800
SOLD OUT
このPORTというバンド、この情報社会のなかで調べてもまるで出てきません。
バンドといった形態での音楽スタイルがいつしかユニットやら、ひとりで作って歌うような、スタイルが定番になった昨今。
YOASOBIや米津玄師などの登場にてパソコン一台あればヒット作を生み出せることが証明出来た今、バンドサウンドというのもこれまた珍しくなってきているように感じます。
自由というのは"ひとり"であり、その人間関係の鬱陶しさや安心から生まれるものもあると思ったり。時間と音楽が重なることによって、生まれるヒドラ的現象はバンドサウンドの中にある特別な風景だと思います。
01年に大阪の"六本木WAVE"だと思っている、大型中古レコード店"キングコング"が三角公園付近の細長いビル(一階にゆうちょのATMがあったような)に各ジャンルにて店があった良い時代。心斎橋サンボール地下にある店舗もよく通いましたが、キングコングビルにもよく通っていて、そこの日本のpops専門で置かれてある階にて購入した記憶が。
フィッシュマンズの実質メンバーと言って良い、エンジニアのzakが帯を書いていたので、何かしらの関係があったようにも思ったりしています。(こちらの商品は帯無し)
99年に休止したフィッシュマンズというバンドは26年現在では海外での評価が鰻登りであり、00年代の日本のpopsシーンはフィッシュマンズの方法を自分たちの形にどう落とし込み前に進もうかと言ったような動きのなかでJ-pops、特にロック界隈にて進化していったように思っています。
フィッシュマンズはダブやロックステディーを基盤に楽曲が出来上がっていたからこそ、その後の世界において、概念を自分たちのモノにし易かったのではと推測しています。
01年頃はzakのプロデュース作品などもチラホラ出てきているようなイメージがあり、そのままフィッシュマンズといったバンドには腹立たしかったですが(bonobosなど)、スーパーカー、クラムボン、ハナレグミ、くるり、サカナクション、UA、キセルなど、まるで違った音楽スタイルですが、アップデートと自分たちのスタイルを保つと言った、フィッシュマンズの動きがあったからこそ、そのような主張は守られてきたのではと思ったり。上記のアーティストは現行のフィッシュマンズのライブにも参加している組で、メジャーフィールドで活動する音楽家たちですが、こちらのPORTというバンドはフィッシュマンズの世界観を真似事ではなく継承しながら、現代的な各方面の音楽要素を上手い具合に混合させ、まるで別枠で自分たちのバンドサウンドを作り上げているところが最高。
01年作。
今作、レコードの針の音などが入っているところからもわかるようにバンド自体がよく音楽を聴いていたことが音を聴けばわかります。
70年代のクラウトロックからミニマルミュージックにジャーマンエレクトロからの現行ダンスミュージック、イーノやブラジル音楽、そこで当時先端として現れたROVOやボアダムス界隈、バッファロードーター、大阪ゼロ年代などなど。
音の動かし方などを聴いていても、マニアックな当時のプログレなどを扱っていた、00年代初頭のレコ屋の香りまでしてくる混合が成功している良い作品だと感じます。
当時(大阪や京都)の関西のシーンはこのような音楽が地下でも生きていて、ふとしたときに、とんでもない音楽に出会うことは現場へ行けばあったのです。
しかしながら、スタイルはダブではなく、当時のクラウトロックをアップデートしたROVOやooioo、バッファロードーターなどを基盤としながら、色々な音楽の要素が入り混じる様は現行の何でも混ぜ込んでしまう若い世代のpopsセンスに直結しているようで、この音楽が忘れられるのはちょっともったいない。
CD盤面 M-:Mint Minus 美品
ジャケット EX:Excellent 経年劣化があるも全く問題のない状態・良品