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the port / rainbow man 虹男 CD

¥1,800

SOLD OUT

このportというバンドまるで情報が無いと前回載せたら、友達がリサーチを開始してくれまして、友人のリサーチ力にもびっくりするわけですが、なんとなく見えてきました。
こちらの作品が99年作でmini albumが98年に一枚出ているようで。
前回紹介した「Don't think! feeeeel」が01年作、名作だと思っているのですが、なぜだかディスコグラフィに出てこないのも、これ以降は作品が出てる気配がありません。
93年あたりにmini albumを初めてリリースしており、その頃に渋谷系のコンピレーション参加などをしていることによって渋谷系の情報ブログなどに載っていたことも考えると渋谷系譜のバンドなのかなと思いきや、現在話題沸騰の映画"ストリートキングダム"の原作著者でもある、写真家、地引雄一が率いたニューウェーブ、日本のパンク、自主制作作品をリリースしていたレーベル"テレグラフ"の前身となった"ジャンク・コネクション"内に設けられたサブレーベル、"アスピリン・レコード"をあのシーンにおいて重要な場所であった、西の西部講堂、東の法政大学学生会館にて手腕をふるった守屋正が行うレーベルの発展系"バルコニー・レコード (コクシネル、じゃがたらの作品なども出している)"が絡んでいるということが今作の情報からわかってきました。
東京のインディーズの世界が渋谷系と言われたムーブメントも薄れながらも、クラブカルチャーなどを吸収しユニークな融合、次なる形に入っていく季節であるから、そのような流れのなかから抜け出た個性がタイムレスな作品を出していく00年初頭の前夜が蠢いていたことはこのようなバンドの音を聴くと感じてしまいます。
名も無きバンドがこのような質の高い作品を出していたことも考えると、インディーズが濃熟な季節に入っていたこともよくわかる作品。
「Don't think! feeeeel」と比べると当時の関西ゼロ年代的な音の世界は無く、素直に渋谷系からの異端、"フィッシュマンズ"の影響下から音を出していたのではないかと「Don't think! feeeeel」の歌詞から推測していたのですが、答え合わせが出来たような、質の高い混合ロック作品。
こちらのバンドのキーボードの西滝太は山本精一や関西のアンダーグラウンドの動きにちらほら顔を出しているようで、山本精一とスペース・ギターのYOSHITAKE EXPE(nutron*)、ウリチパン郡の千住宗臣とのグループ"PARA"のシンセ担当でも活動しています。
今作はフィッシュマンズ的ではありますが、フィッシュマンズがあのまま活動を続けていれば、詩が音に変化してテクノやインテリジェンステクノをギターサウンドにて昇華したであろう、次なる世界がゆらゆら見えるような作品。
99年あたりの音楽全体の動きを見ていても、より濃厚な作品を作れば評価された、今考えると良い時代であり、音の追求をすれば、インストへと変化していったことはごく自然なことだったのではないかと思ったり。
トータスなどのシカゴ音響派やモグワイやゴッドスピードブラックエンペラーなどのスロウコア、ポストロック勢しかり。
今作はダブ色はまるでなく、テクノや当時のスロウコアなどのインストロックの香りと共に、ネオアコ的な歌唱法やボーカルがやや模索気味で、バンドも続いていたのであれば、インストバンドになっていたことは間違い無いと感じたり。
そう考えると「Don't think! feeeeel」が大阪のバンドということ、大阪アンダーグラウンドの関係性も考えれば東京のシーンから距離を取りながら独自の混在の中で鳴らされていたことがよくわからない世界を作り上げており、ファッションからより、当時大阪で鳴っていた現代版サイケデリック音楽を取り入れ作品を作っていたように感じるわけです。
これはバルコニー作品や今作にもクレジットされている"4-D mode-1"の小西健司、こちらはDADAの活動の後にP-modelに参加している才人ですが、EP-4などもそうですが、当時のシーンとは頭抜けた、現代的なプロトダンストラック(コニープランクからのリズムの革命の再解釈)を作っている感覚にも近いように感じます。
その前夜の音はとてつもなく素直で純粋な、当時、00年代の音楽シーン、メジャーもアンダーグラウンドも何か新しい何かが生まれると言ったような"期待"が鳴っているように感じます。


CD盤面 M-:Mint Minus 美品
ジャケット EX:Excellent 経年劣化があるも全く問題のない状態・良品

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