Kou Tsuchiya / Sow Seed(s)
¥1,600
SOLD OUT
大阪にて現在もミュージックスクールにヴィンテージ機材を揃えるスタジオなどを完備した音楽教室を運営する"フクダスタジオ"が00年代に運営していた、F.R.D record。
半野喜弘との関係が濃厚なようで、当時のその辺りの大阪アンダーグラウンド期のムードを感じます。
トウヤマタケオや細野晴臣のレーベル、Daisyworld Discsからもリリースがあった、エレクトロニカの観点からダンスミュージックの音をきっちり出し切り、独自のエレクトロニカ作品を発表していた"Eater"などの作品リリースがあったりと、他の作品も純度の高い作品がある匂いがプンプンしたので聴いてみたいところ。
今作はそんなリリース豊かな自主制作レーベルからリリースされた土谷光の1stアルバム。
00年作。
ジャズ、ブラジル音楽、実験音楽などを一度混合させ、独自の解剖手術を行ったような"静寂"を聴かせる楽曲は独学の作曲、編曲から生み出されているようで、その構築力にはちょっとびっくりします。
ジャズ発祥のアメリカから生まれ出た"クールの誕生"からヨーロッパのECMなどに行き着き、それがまたアメリカの音大などでのコレクティブな研磨から導き出された独自の静けさを持ったjazz作品が稀に80年代終わりから、90年代、00年代と現れることがあります。
それはラウンジ音楽のようでいて、決してラウンジではない、尖り切ったコンセプトを持ちながらアンビエントに近い"静寂"が佇むジャズ作品群。
むかつくバンドにバスケットボールをおもいっきり投げ込むような、アホな音楽も大好きなのですが、この手の作品はアホとは対極にある、かなり高度なバランスにて作り上げられた"楽園''のよう。
高度な構築など、わかる人にだけわかれば良いわけで、誰にでもわかるような美しいメロディーと静寂が今作では行き来します。
フィールドレコーディングの音もとてつもなく心地よい。
このような音楽がインディペンデントから出ていた時代だったのだなと00年にあったであろう文化圏の深みを感じれる作品。推薦盤。
CD盤面 M-:Mint Minus 美品
ジャケット EX:Excellent 経年劣化があるも全く問題のない状態・良品