BRIAN ENO & J. PETER SCHWALM / DRAWN FROM LIFE CD
¥1,600
SOLD OUT
01年のフジロックにて来日しており、店主はそのフジロックにて初イーノ体験をして、大きく影響を受けることになり、アンビエントなる音楽に出会いました。
素人だった自分でもこれなら作れるかもと大きな勘違いをして音楽制作を行った大きなきっかけをくれたユニットの作品。
01年リリースの本作は近年、ドイツで行ったこのユニットでの伝説の即興演奏が収められた作品がリリースされましたが、イーノ自身はこのユニットについてはあまり言及がないところはとても気になります。
お相手のJ. PETER SCHWALMはジャザノヴァやコンポストレーベルなど、ドイツのニュージャズ、フューチャージャズと言われた当時大きな流れになっていたクラブカルチャーからの出のアーティストであって、acid jazz期94年辺りからドイツにて、ジャズを基盤にエレクトロニクスとテクノを混合させ作品を作っていたアーティストで、00年入る頃にやってくるフューチャージャズの流行が来た時にはかなり出来上がっていたのではと想像がつきますし、先駆だったように感じます。
J. PETER SCHWALMの他の作品を聴いたとしても、やっぱりこのプロジェクトの音の緊迫感とイーノが完全に牛耳ってしまった世界には太刀打ち出来ておらず、パートナーシップのバランスが保てなかったのかもと思ったり。
イーノもある意味ではセルフプロデュースをきっちり行ったことと、その早すぎた臭覚と行動力がイーノ自身をどんどん神格化させたようにも思え、アンビエントという音楽が宗教的なスピリチュアルな世界とも繋がり切った後の世界というところからも想像がつきますが、ネットが一般化するまでは生きた伝説のような存在だったように思えます。
このような動きに対して阿木譲などは反応していたのだと思いますが、店主にとっても思い入れが深い作品です。
アンビエントダウンとも言いたい、シンセサイザーの音の響きから必要な音を打ち込み領域の方法論を生演奏に落とし込んでの演奏から作り出される世界はディープゾーンに入っています。近年でたセッションで作られたであろう即興の音を軸にリスニングのためにきっちり尺に落とし込まれているところはプロの技。
当時のフジロックのライブにはcanのホルガーチューカイは不在で、その代わりにバイオリンとヴォイスにてローリーアンダーソンがメンバーインしていました。
クタクタになったフジロックラストのトリにイーノのドローンを体いっぱいに浴びた時に、目の前の観客たちがみんな立ちながら寝ていた衝撃は今でも忘れることはありません。
これぞ本気のユラユラ。
当時、大阪のアメ村にあったタワレコにてCDを購入したのですが、カラーコピーにてCDケースに入った同作品があり、アナログ盤は取り寄せになるので、注文お願いします的な文言が書いてあったので、アナログもあるはずで。
あったとしたら、イーノもあまり語っていない作品なので、今手に入れようとすれば大金がいるようにも思うので(現物は観たことありません)CDで手を打つのが最善の策かと。
90年代に入ってからのイーノ作品群は個人的にピンと来なかったのですが、この活動から手応えのある作品群を作って行っているイメージがあって、この後出た同時期に制作していた、パソコン内で打ち込んだ楽曲とイーノのボーカルだけで作り上げた作品も最高。
今作でも堪能出来るイーノが歌うボコーダーは誰もあんな使い方していないと思うので面白い響き。くるりのTHE WORLD IS MINEで聴かせてくれた最高のボコーダーの元ネタではないかと睨んでいます。
CD盤面 M-:Mint Minus 美品
ジャケット EX:Excellent 経年劣化があるも全く問題のない状態・良品