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Eater / Quadraphonic CD

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香川功樹のエレクトロニクス名義"eater"のメジャー1st、細野晴臣のレーベルdaisyworld、エイベックスの傘下でもあるCutting Edgeからのリリース、03年作。
当時、猫も杓子もエレクトロニカブームであり、カチカチ、シャカシャカ、意味がわからない音を出していれば、そのカテゴリーに入れられたように思います。YMOのメンバーでさえスケッチショーにてエレクトロニカ活動を行っていた時代であり、あの頃の作品を今聴くと明らかに聴ける作品と聴けない作品が大きく分かれるわけで。
パソコン内で完結した音か、きっちりスタジオにてマスタリングを施している作品かで、響きは変わってきますが、"エレクトロニカ"を作りたいと思っていなかった音楽家の音楽は今でもタイムレスに響くように思います。
香川功樹という音楽家はグランジのバンドから、ボアダムスのヨシミが所属している、サイコババでの活動を経て、eater名義にて活動を行うエレクトロマエストロ。
ダンスビートは卓越を増して、独自のダンストラックは細かな網目を感じさせるような作りであり、かと言ってまるで難しくないpopセンスに溢れています。
マウスオンマーズなどもそうですが、グランジ時代の空気をそのままひとりのエレクトリックな世界へ持ってきているような音はとてつもなく面白く今響くように感じます。
竹村延和もそうですが、エレクトロニカやダンスミュージックを全否定していた、シェラックのスティーヴ・アルビニの感覚をダンストラックで投下するようなムードと言いますか。
大阪で活動を行っていた、eaterは何度も店主はライブを観ているのですが、毎回理解の範疇を超える音体験をライブにて展開していました。
出たばかりの自らの12インチをパーティー後に配っていたりと、気前の良い兄ちゃんが作り出す、繊細かつ独自ダンスミュージックに耳を傾けて頂きたいところ。
同時期のdaisyworldからリリースされていた、レーベルメイトでもあったスケッチショーや高木正勝、アトムハートなどのエレクトロニカよりの音とは明らかに方向性の違った自らのエレクトロニクスを鳴らしていることは聴いたらすぐにわかりますし、その後映画音楽などに向かった高木正勝やセニョールココナッツのような変種を演じたアトムハート、ちょっともう少しクールな色彩で描いた高木正勝の元相方、Aoki Takamasaなどのグリッチテクノよりの比率に近いようにも思ったりしますが、レイハラカミよりもダンスカルチャーよりのeaterの作品群は今聴かれるべき音楽だと思います。


CD盤面 M-:Mint Minus 美品
ジャケット EX:Excellent 経年劣化があるも全く問題のない状態・良品

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