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金沢 明子 & 寺田 創一 / 東京音頭 平成ミックスアンド盆踊りミックス CD

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金沢 明子は前衛の民謡歌手であり、人がやっていないことをこれまでやってのけている歌手だからこそ、時代時代のタイミングにて作品が再復刻されるわけで。
ジーパン姿にて民謡を歌ってみせたり、はたまた大瀧詠一作の"イエローサブマリン音頭"でヒットを飛ばしたりとバックにいた人たちが文化人だったのか、それともご本人の手腕なのかはわからないですが、91年にいち早くハウスミュージック手法を民謡と織り交ぜ創り上げた作品がこちらの作品。
「HOUSE MIXI」、「HOUSE MIXII」後のシングル盤となります。
今作のお相手はジャパニーズハウスで今やレジェンドと化した寺田創一。
92年あたりからJ-POPSにおいてもハウス手法が取り入れられた作品は大物歌手などの作品などでもチラホラ現れてくるわけですが、当時は民族音楽、ワールドミュージックの観点にてニューヨークのハウスシーンを捉えていたように感じます。
寺田創一作品や89年から95年ぐらいまでの日本のpopsにて影響をあたえていたハウスはニューヨークハウスであって、その後伝わってきた"テクノ"はそれ単体にて世界を構築する力をつけたことによってアンダーグラウンドにて発展することとなるわけなのですが、ニューヨークハウスの手法は呼吸の如く、のちのダンスシーンから現れた日本の音楽プロデューサーたちへと受け継がれていき、ここ日本では金を生んだであろう歌謡曲の世界にて現れてくるのは面白いところ。
寺田創一と横田信一郎などがハウスの実験を行う90年代前半と同時期のイタリアのハウスシーンの手法はFar East Recordingがアンダーグラウンドにて提唱したハウス手法に類似性を感じるところは大変に面白いわけなのですが、しかしながら、今作を聴くとわかると思うのですが、寺田創一はハウスミュージックを作りたいがためにハウス手法を取り入れ世界を構築したのではなく、全く新しい"音楽"を作りたかったことはよく理解が出来るわけです。
ハウスが無かった世の中をどうわかれば良いのかなど到底不可能な現在ではありますが、ハウスという、必要な部分だけを切り取り出来上がった新しい音楽、未知の音楽に魅了されていたようにも感じます。
それは70年代から細野晴臣がやろうとしていたこと、坂本龍一がソロ作にて混合させようと探っていた事と同じようにも思えます。
今作の着想はのちにOMODAKA名義でのプロジェクトへと受け継がれていきますが、源流はもっとストレートに清らか。
ジャパニメーションで奏でられた世界線とも繋がる音の構造を聴いてほしい。
最近再発盤がアナログで出ましたが、原盤をCDにて感じてほしいと思います。

CD盤面 M-:Mint Minus 美品
ジャケット EX:Excellent 経年劣化があるも全く問題のない状態・良品

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