渡辺亮 / Wallece Line CD
¥1,600
SOLD OUT
日本のパーカショニスト、ビリンバウの名手でもある渡辺亮の初ソロ作品。94年作。
ワールドミュージックが世界的に流行する89年にアフリカのセネガルに渡り、その後ブラジルへと渡って、リズムの真髄、打楽器の本場にて自らの肌と心に宿した世界線を形にするべく、日本へ帰ってきて作り上げられた、初のソロ作品。
イギリスの博物学者、アルフレッド・ウォレスが発見した、インドネシアのバリ島→ロンボク島間にひかれる生物分布上境界線をテーマにした、架空のサウンドトラック。
細野晴臣のトロピカル三部作にて試された、音で作り上げる擬似的な熱帯雨林を実践しながらも、環境音楽のような音響地帯にて作り上げられているところが面白い作品。
唐突に降ってくるスコールに猿やオオトカゲなど、森の奥深くに潜んでいる妖怪などの存在感覚、水木しげる的世界線をも取り込みながら、90年初頭の都市の中で想像を巡らせ、デザイン的ごった煮を提唱しているところが素晴らしく、そんなマージナルな音像は必聴。
アジア諸国にあった日常"ニセモノ"を横目に、よりディープな密林に宿るスピリチュアリティへ(アマゾンで行われる儀礼の如く)と突き進んだような音はバブルの横にあったであろう、妄想宇宙を映す鏡のような音。
エイフェックスツインのアンビエントワークスvol.2の世界線とも繋がるような、リバーブなどがかけられた多種多様な打楽器類の音は民族音楽演奏者に在りがちな打楽器演奏を聴かせるといった観点だけでは絶対作っていないことがわかる名作。それはフランスのocora作品群もそうだと思います。推薦盤。
CD盤面 M-:Mint Minus 美品
ジャケット EX:Excellent 経年劣化があるも全く問題のない状態・良品