Marju Marynel Kuut / MANG CD-R
¥2,000($12.67)
残り1点
International shipping available
1960年から70年代、エストニアにてジャズボーカルとして活動後、実の息子の音楽家uku kuutと共に80年代からはダンクラ、ディスコ作品など、数多くの名作を生み出した歌姫を貫いたMaryn E coote。
2010年代にアメリカのレーベル、Peoples Potential Unlimitedからの名仕事にて、世界に親子の音楽の再復古劇が炸裂したわけなのですが、そんなMarynさんの貴重なジャズボーカル期の音源をコンパイルした作品が今作。
なぜ貴重なのかと言えば、エストニア時代のMarynさんの作品はエストニア国によって全て廃棄されており、なかなか原盤に出会えることも少なく、今やレア盤と化してますので、このようにまとめられた編集盤があるのはとてつもなく貴重、ありがたや案件。
今作はMarynさんの自主制作盤であり、Marynさんのライブ活動時に売られていた作品で、5年前にご縁がありMarynさんの了承を得て、ukの工場にてプレスして頂いた作品。
エストニアは91年の独立まではソ連の占領下だったので、共産主義政権下において他国の音楽を聴くことも禁じられていた環境のなかで、Marynさんたちは海賊ラジオなどを通じて、当時のアメリカのソウルにファンク、ジャズといったブラックミュージックを愛聴し、かつエストニアにてカウンターとして、外にあった"アメリカ幻想"を禁じられていた場所にて鳴らし続けた歌姫であり、戦った証が今作には収められています。
エストニアを出国し、他国にて制作した"Maryn E coote"時代の音源の素晴らしさは他レーベルの作品群で確認は出来ますが、今作はここでしか確認できない音楽だと感じます。
形にするだけでも命懸けであったであろう、音楽群はなんとも独自のサイケデリック感まで漂ったレアグルーヴであり、ジャズだけではなく、ソウル、ファンク、フュージョンといった音楽が混在する名作。
ただ真似事だけでは終わらない、熱き想いが刻まれた音楽を是非とも聴いてほしい。
エストニアを出た親子が向かった先はスウェーデンのストックホルムであり、亡命者を積極的に受け入れていたストックホルムでは亡命した(私は亡命ではないとMarynさんご本人は言われていましたが)バルト三国のジャズから民族音楽や職業音楽家などなど、多種多様な音楽家たちが集い、ごった煮コミューンを形成し、音楽制作と生活を共に行っていたようで、特に14歳であったuku kuutさんの源流は、この時期の違った国の先輩音楽家たちとの生活だったのではと思ったり。
CD盤面 EX+:ごく軽い擦れあるが目立つノイズなし・良品
ジャケット EX-:軽いスレ、傷や汚れ、シミがある状態・並品