KEITH JARRETT TRIO / SOMEWHERE BEFORE CD
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キース・ジャレット、1968年のステージを収めた今作はチャーリー・ヘイデン、ポール・モチアンのトリオによるもの。
キース・ジャレット若干23歳の頃。
68年といえば、69年にウッドストックが開催されるなど、アメリカ、世界各国の音楽や社会情勢が大きく変動した時代で、ジャズをとりまく話しで言えば、ハード・バップの全盛期は去り、フリー・ジャズへと入った近隣には平和、反戦を掲げたプロテスト・フォークやロックといった新しい風が吹き荒れていました。
キースジャレットのライブ会場にはマイルスやジミ・ヘンドリックスが現れ、ジャニス・ジョプリンやミック・ジャガーまでもが居たようで。
ジミヘンとは共作をつくる予定もあったというからそれは聴きたいところ。
キースジャレットといえば、この後ECMなどの作品群などでもわかりますが、実験的かつ繊細な演奏を繰り広げる名手であり、そんな彼の青い記憶が街に特化した音楽であったことは今作を聴けばよくわかります。
オーネット・コールマンの影響下にあり、従来のジャズの殻を積極的に打ち破ろうとしながら、バックルーム的ラウンジジャズを展開しているところが聴きどころ。
しかしながら、あのキースジャレットの旋律はこの頃から健在。
チャーリーヘイデンのベースからの展開が最高で、原点へとビートラインに連れ込まれる感覚を味わえるところが中毒性が高い。
ハードバップ後、ロックなどの影響があったなかで、マイルスのモダン期とも違い、大きな渦にも微動だにしないジャレットの繊細なバランスをベースとドラムスの個性が支えている音像は時間の層をかき消しており、そんなトリオのラインから聴こえてくる未来、ECMとの縁がここからもう覗けるのも素敵。
CD盤面 EX+:ごく軽い擦れあるが目立つノイズなし・良品
ジャケット EX-:軽いスレ、傷や汚れ、シミがある状態・並品
帯あり