Fila Brazillia / Mess CD
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90年代初頭からイギリスのキングストン・アポン・ハルを拠点に精力的に活動を行っていた、Pork Recordings。
再復興の兆しがあるのではと思うのも、90年代にダウンテンポにドラムンベースなどの主要アーティストを世に送り込み、エレクトロニカ、チルアウト文脈にまでつながってくる動きは、再復興するならまさに今なレーベル。
90年代中盤には最先端のマシンミュージックとの邂逅とその後はIDMやラップトップミュージックと、イギリスでは硬派なアシッドジャズムーブメントのポリシーが守ったダンスシーンやエレクトロニカへと流れるわけで、思考はそのままに進化していったことがukのアンダーグラウンドダンス界隈の音を聴いていくとわかるわけで。
そんなPork Recordingsの看板アーティストでもあり、現在も活躍するSteve CobbyとDave McSherryによるFila Brazilliaの1996年リリースのこちらの作品はその後のエレクトロニカ、ダンスカルチャーの教科書のような作品。
このストレスフリーな音世界からのちにコンポストなどに代表されるフューチャージャズシーンなどの香りやデトロイトテクノなどの香りまでする作品で、生音とマシンの混合世界はこの時点で出来上がっているように思ったり。
本来ドラムンベースは実験精神の上に成り立っていたジャンルであり、warp勢、スクエアプッシャーやエイフェックスが創作の要にしていた理由も4heroやゴールディなど当時のドラムンやブレイクビーツ、ビッグビートの流れを再検証しても理解できますし、今作の要素、生音とサンプリング手法のバランスから、この後に世界を征服するビートのビッグビジネスの香りがするにも関わらずFila Brazilliaでしかない唯一無比な音世界が出来上がっているところには感動すら覚えてしまいます。
タイムレスな作品。
CD盤面 EX+:ごく軽い擦れあるが目立つノイズなし・良品
ジャケット EX-:軽いスレ、傷や汚れ、シミがある状態・並品