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LITTLE TEMPO / RON RIDDIM CD 8cm CD付き 2枚組

¥1,400($8.85)

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日本のダブは独自に進化を遂げたのも、先人たちがダブを残す試みを行っていたからであって、ジャマイカやukの本来のダブを残すというより、ダブという手法を使い、現代的な様式に置き換えられていったことが独自のサウンドへと進化した理由だと思っています。

89年に解散したミュートビートの存在が大きいと感じるのも、小玉和文や朝本浩文がのちにJ-POPSのフィールドにて思想を残したことや、屋敷豪太がイギリスに渡って活動を行っていたこと、中西俊夫、藤原ヒロシらとダンスミュージック・レーベル"Major Force"を立ち上げ活動していたことなども重要で、各自広がって成長した"ダブ手法"は守られて受け継がれたように感じます。

ここ日本から生まれた独自のレゲエやダブを基調にした重要作が出てくるのも99年あたりであり、"Hiroshi Fujiwara In Dub Conference"や98年までのフィッシュマンズの世田谷三部作、そしてインストダブバンドの代表格でもある、リトルテンポがメジャー初となる、99年にリリースした今作も日本のダブを語る上で重要度の高い作品だと感じます。
フィッシュマンズを脱退したHAKASEや元サイレントポエツの春野高広、ドライ&ヘビーでの活動でも有名な、エンジニアの内田直之の手腕もあり、ミュートビート直系ではあるものの、まるで違った角度からのダブを形成したところに意味があったように感じます。

中西俊夫が率いたウォーターメロンや、いとうせいこうなどのオールドスクール組に、スティールパンが主体となっているところもよりそう感じてしまう、ヤン富田がポップスに宿したダブやレゲエからの延長上にある、藤原ヒロシといとうせいこうが目指したダブ歌謡の形がインストにて開花した瞬間のようにも思ったり。

この"リゾートとダブ"が混在して成立してしまう世界線は日本独自であり、後のチルアウト文脈、一応リゾート地でもあるイビザなどと関係性は類似はあるものの、ここでいうリゾートは"観光音楽"架空の日本にて築き上げられた世界線であり、80年代からの日本の東京の文化圏が作り上げた一連の動きから生まれたバランスは受け継がれることになるような。
ヤン富田がハワイで作られていたハワイ産の電線が創作の源と語っていたことがなんともその線の正体では。

バンド文脈から抜け出した者たちが集まり作り上げた世界は、ひとつ深い文化層の世界だったといったところがなんとも興奮させるわけで、00年に入っての"calm"や"haruka nakamura"などの世界線に受け継がれていくようにも思えたり。
00年に入ればフライングリズムスのような、ダブにインディーズ色が強まったスカム的な色なども入り混じってくるところを見ると、その後、その前の中間地点で産み落とされているといったところもまた面白い作品。

当たり前ながら節々にてフィッシュマンズのネオヤンキースホリデー、オレンジ、そしてサイレントポエツの美学も感じれるところも最高で、このように音楽はどうしても呼吸が受け継がれていく、裏の物語が鳴っているところも重要度の高い作品だと感じます。

CD盤面 EX+:ごく軽い擦れあるが目立つノイズなし・良品
ジャケット EX-:軽いスレ、傷や汚れ、シミがある状態・並品
帯あり

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