nadège / Aquatique CD
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オリジナリティ溢れる、ダフトパンク以前のフレンチポップス感覚にクラブサウンドとチルアウトなアンビエンスが合わさった未来型ポップス形態は、この現代において、もう少し評価されても良いのではと思う仕上がり。
90年代初頭から中期にかけて、ここ日本でもラジオや大手輸入CDショップ(まさに時代)を中心に話題となったグループで、そんなnadègeの洗練された3枚目のアルバムがこちら。
なんと、ハロルドバットとブライアンイーノが参加する楽曲もあるといった具合に、打ち込み主体に作られているものの、ちょっと大人な作りになっているのが最高。
フランスは実験精神とポップカルチャーが独自の融合を果たしていると思うのも、外にある表現ではない、この国、固有の産物、表現が存在するように感じるわけで。
その"むき出しの人間"を美学に変えるまでのプロセスがフランスの文化のように思ったり。
それは表現が何か既にあるものになるのではなく、自分たち独自の表現を行う、そこへうまい具合に先端のpopカルチャーを混ぜ込めるのは、欲望を美学に変えるお家芸があるからで。
この国、固有の産物が存在する独自表現形態が90年初頭グローバリズムの幻想と折り重なって作り上げた混合物(時代)として80年代や90年代初頭に全世界に流れていたムードに合致していたように感じるのも、そのムードの根源や憧れ、幻想の住処がこの国にはあったのでは。90年代世界的にブームとなった"ワールドミュージック"の火種はフランスからというのも偶然を装った文化レベルの高さからの火種だと思ったり。
そんなフランスの重厚な表現が映画、音楽など幅広い表現物において見受けられる独自表現は、こちらの作品でも感じれるところが最高で、今作はエレクトロニカと言われるひねくれたエレクトリックな世界線より少し早く、高水準の打ち込みとAORの混合を鳴らしているところが素晴らしい作品。このような、属しているようでいて、そうでない自立した音楽が今現在、特に必要だと感じます。
CD盤面 EX+:ごく軽い擦れあるが目立つノイズなし・良品
ジャケット EX-:軽いスレ、傷や汚れ、シミがある状態・並品
帯なし