1/6

giya kancheli / Abii ne viderem CD

¥1,600($10.12)

残り1点

International shipping available

ロシアで生まれ、ユーラシア大陸の南コーカサスにある共和制国家のジョージアを拠点に世界的な活動を行ってきた作曲家、ギヤ・カンチェリ。
ドイツのレーベルECMはそのような怪物級の表現者の音をきっちりアーカイブしているところも偉大で、84年からスタートした"ECM New Series"は、それまでリリースしてきたECM作品とはまた別枠にしたかったのも、フリージャズなどの市民側から生まれた音の混在から、アイヒャーが求めた"静けさ"へと向かう過程において1つの地図上の儀式のようなことが今回のシリーズの音像であり、大衆音楽を抜けて、世界各国に散らばるクラシカルな文化財レベルの国宝音楽の響きの連結を目論んだシリーズのように感じます。
その後、ECMはこのシリーズを地盤にして、ECMの世界線をさらに大きな島へと発展させたと考えています。

静寂と狂気、人間の手で紡がれたことがわかる、ある種"数学に近い静寂"と動物的な流動を兼ね備えた音楽、シンセサイザー無しで、シンセサイザーの存在意義を従来ある楽器の配列にて表現するような、目眩く世界を描いていくカンチェリの作り出す世界は今作でも十分に感じれるはず。
"静寂と流動"が神や天使の動きとともに獣たちが乱舞する姿が目に浮かぶような、独自世界を作り上げているところが面白く、ロシアの作曲家、リムスキーコムサコフの重厚な高速トルクチューンな伝統芸をカットアップして、独自の間を通して描かれる世界はカンチェリ特有の世界であり、トップクラスのキテレツSF作品"不思議惑星キン・ザ・ザ"のサントラなども手がけているところも頷ける、なんともSEのような手法、インパクトのある短音効果を音量や速さ、展開などを駆使してパズルのように作られているところを聴くと、擬似ディレイを作り出すような作曲手法など、魔法のような手法が堪能できます。レイハラカミがモノ音源でステレオ的世界を創り上げるが如く、それはファミリーコンピューターのビットミュージックの世界線とも繋がる、SF的クラシック世界はどこにも存在しない類の音楽かと。
重厚なメロディや不協和音が鳴るとき、そして違ったシーケンスが光の反射のように高速轟音で入るときに広大な大地というより、黒く広がる宇宙空間にて宇宙遊泳する恐怖、サブリミナルにちらつく、膨大な記憶を覗いてしまった後悔が航海する懺悔のオーケストレーションは必聴。
まるで飽きさせない多種多様な流動を作曲で作り出しているところが巧みの技。

ECMはECM独自のエコーチェンバーがトレードマークのように感じますが、そのようなパブリックイメージを"エコーを擬似する"次なる創作世界をシリーズにしたかったのではと思ったり。


CD盤面 EX+:ごく軽い擦れあるが目立つノイズなし・良品
ジャケット EX-:軽いスレ、傷や汚れ、シミがある状態・並品
帯なし

International shipping available

¥1,600 ($10.12)

最近チェックした商品
    その他の商品